商品Q&A
お客様からよくお寄せいただくご質問とその回答をまとめました。
《原材料について》
■山ぶどうは一般的なぶどうと何が違うの?
山ぶどうは元々北東北から北海道の深山に自生する野生のぶどうです(現在は栽培もしています※)。現在流通しているぶどうのほとんどがヨーロッパ系やアメリカ系なのに対し、山ぶどうは「甲州」と並んで日本に二つしか無い「在来種(日本生まれの品種)」です。一般的なぶどう品種に比べ1粒が8ミリ程度ととても小さいのが特徴。一方種は大きく、一粒からわずかな果汁しか採れません。ぶどうは元々ポリフェノールの多い果実ですが、山ぶどうのポリフェノール量は一般的なぶどうの約8倍。鉄分、カルシウム、カリウムも3~7倍と栄養面でも大きな違いがあります。
※佐幸本店は1971年日本で初めて山ぶどう栽培をはじめました。
■商品に使われている原料の産地はどこですか?
佐幸本店商品に使用している山ぶどうとキャンベルはすべて岩手県産です。また、「山ぶどうとりんごのジャム」に使用しているりんごは青森県産、「みつ入きぶどう」に使用しているはちみつは国産を使用しています。
■商品に使われている山ぶどうは天然物なの?
自社農園(岩手県久慈市)と契約栽培(岩手県紫波町)の山ぶどうを中心に、一部天然物も混ぜて使用しています。天然の山ぶどうは「隔年結果」という性質を持ち、2年に一度しか実を結びません。一方栽培物は余分な枝葉の剪定を行うため毎年結実します。そのため栽培物の比率が多くなります。
■商品に使われている山ぶどうには農薬を使っているの?
自社農園は有機無農薬栽培、契約栽培は減農薬栽培(年8回程度、生食用ぶどうは年12~14回)です。商品製造時にこれらの原料を混合して使用しています。商品の残留農薬検査結果は「不検出」です。
■商品に使われる山ぶどうの放射能検査は実施していますか?
東北大震災以降定期的に検査を実施しており、毎年「基準以下(25Bq/kg以下)」です。
■干ぶどうは販売しないのですか?
ご要望をいただきますが難しいです。山ぶどうは一般的なぶどうに比べ実は小さいのですが、大きく硬い種が必ず2粒入っています。そのため干ぶどうにした場合、可食部が少ない割に種が大きく食感を損なう恐れがあります。
■山ぶどうの苗を買いたいのですが?
苗の販売はしておりません。ご了承ください。
《商品について》
■「山のきぶどう」「完熟山のきぶどう」「みつ入きぶどう」「季(みのり)」は何が違うの?
「山のきぶどう」と「完熟山のきぶどう」は山ぶどうの収穫時期が異なります。「山のきぶどう」は9月上旬~中旬に収穫(やや酸味が強い)、一方「完熟山のきぶどう」は収穫時期を1ヶ月遅らせて10月に収穫した完熟した実(糖度が上がり甘みが強い)で作ります。二つの商品の製造方法はまったく一緒で、「みつ入きぶどう」は「山のきぶどう」にあかしあ蜜を10%加えたものです。「季(みのり)」はV.アムレンシス種山ぶどうを使用しており、「山のきぶどう」に使われる日本山ぶどうに比べ酸味が穏やかなのが特徴です。
■「山のきぶどう」は熟していない実を使っているの?
熟した実を使っています。ただ、「山のきぶどう」に使われる9月収穫の実はまだ糖度が低いため、「完熟山のきぶどう」に比べ山ぶどうの特徴である酸味が強く感じられます。
■一般的なぶどうジュースよりも価格が高いのはなぜ?
いくつか理由があります。まず「山のきぶどう」はじめ各商品は搾った果汁をそのまま製品化したストレート果汁です。一般的なジュースに多く使われる濃縮還元果汁に比べコストはかかりますが味わいの差は比較になりません。また、山ぶどうならではの理由もあります。山ぶどうは実が小さく種が大きなことから、果汁は一般的なぶどうの6割程度しか採れません。そのため「山のきぶどう100ml」には山ぶどうが200g以上も使われています。さらに、佐幸本店ではオリジナル製法により搾汁した果汁を「3年間真空熟成」させるため、搾った果汁が製品となるのに3年間を要します。こうした理由から一般的なぶどうジュースに比べ価格を高くせざるを得ません。しかし、こだわりの製法で仕上げた高品質の製品にはきっとご満足いただけるものと思います。
■なぜ「季(みのり)」は「山のきぶどう」よりもだいぶお安いの?
「季(みのり)」にはV.アムレンシス種という山ぶどうを使用しています(その他商品には日本山ぶどうを使用)。V.アムレンシス種は日本山ぶどうよりも一回り大きいため搾汁量が多く、酸味も穏やかなので約1年程度の熟成期間で製品化されます。このため、日本山ぶどうを使用し3年間熟成させる他の商品よりもお安くご提供できます。
■山ぶどうは飲みにくいイメージだったが、「山のきぶどう」はおいしく飲める。何か加えているの?
糖類はもちろん、香料・着色料・防腐剤など添加物をいっさい加えない無添加自然食品です。佐幸本店独自の「3年真空熟成製法」により果汁に含まれる渋みやエグミの元である酒石酸を沈め上澄みだけを製品とするため、そうでない製品に比べ雑味のないまろやかな味わいになります。
■「山のきぶどう」を飲んだら身体が熱くなった。アルコール分が入っているの?
100%果汁なのでアルコールは含まれていません。お客様それぞれの体質・体調が異なるため断定はできませんが、可能性としてはジュースに含まれるポリフェノール等の作用が考えられます。ポリフェノールはご存知のように抗酸化力が強く細胞を活性化すると言われていますので、そうした変化につながったかも知れません。
■各商品のカロリーや成分を知りたい。
各商品の栄養成分値はこちらでご確認いただけます。
■各商品にアレルギー物質が含まれているか知りたい。
商品毎に「特定原材料等の使用の有無」を表示しています。商品ページをご覧ください。
■おすすめの飲み方を教えてください。
1日50~100mlを目安に毎日継続して召し上がることをおすすめします。もちろん、ストレートでも、混ぜても割っても、冷やしても温めても楽しめるのが「山のきぶどう」の魅力。さまざまな楽しみ方をこちらでご紹介しています。
■子どもが飲んでも大丈夫?
100%果汁ですのでお子様が召し上がっても問題ありません。ただ、山ぶどうジュースは味が濃く酸味も強いため乳児には控えることをおすすめします(授乳中のお母様が召し上がるのは問題ありません)。お子様に与える際は保護者の方が量や頻度を加減してください。
■病気の人に飲ませても大丈夫?
病気の種類や内容、病気の方の状態や体調によりますのでお医者様にご相談ください。
■「山のきぶどう」は結局どう身体に良いの?
久慈地域では数百年前から山ぶどうを滋養強壮のために民間療法的に利用してきた歴史があり、鉄分を豊富に含むことが分かってからは産前産後の妊婦さんの鉄分補給として大いに利用されました。さらに研究が進み、近年では山ぶどうポリフェノールの強力な「抗酸化作用」が注目されています。身体のさまざまな老化現象を引き起こす「活性酸素」の働きを抑制する働きがあり、鉄分はじめ果汁に含まれる天然の栄養成分とともに、イキイキとして活力ある身体の維持に効果があると考えます。
■瓶の底の澱(おり)は飲んでも良いの?
山ぶどう果汁に含まれる旨味や栄養成分が沈殿したものなので飲んでも問題ありません。
■「きぶどうジャム」がソース状なのはなぜ?
「きぶどうジャム」は山ぶどうの特徴であるすっきりした酸味を活かすため、低糖度(40~43度)にしています。糖度の上昇を抑えるため煮詰め時間を少なくすることから、粘度の低いソース状になります。気温の高い夏場は特に柔らかくなりますので、開栓時やお召し上がりの際のジャムの飛び散りや液だれなど、お取扱いには十分にご注意ください。きぶどうジャムの楽しみ方をこちらでご紹介しています。
■ジャムの中に固い食感のものが入っていました。
山ぶどうに含まれる「酒石酸」が固まったものと考えられます。酒石酸は低温で固まる性質があり、通常は原料状態で取り除きますが、冷蔵庫で保存するうちに結晶ができる場合もあります。食べても支障はありません。
■賞味期限を教えてください。
「山のきぶどう」「完熟山のきぶどう」「みつ入きぶどう」「季(みのり)」「光泉山葡萄」「キャンベル」「きぶどうジャム」「山ぶどうとりんごのジャム」いずれも「製造日より未開栓1年」です。
■家庭での保存方法は?
開栓前は直射日光を避け冷暗所で常温保管してください。防腐剤を使用していないので開栓後は必ず冷蔵庫に入れ、なるべくお早めにお召し上がりください。1.8Lなど大きな瓶の場合は、小分けにするなどして保存してください。
■ジュースの瓶を開ける時に「プシュッ」と音がした。カビが浮いていた。
防腐剤を使用していないので、開栓後常温で置いた場合は発酵が始まりカビの発生につながります。「プシュッ」という音は発酵して瓶内に炭酸ガスが発生している証拠なので召し上がることはお控えください。カビが浮いている時も同様です。
■賞味期限が過ぎたものは飲めませんか?
「製造後おいしく飲める期間」として1年を賞味期限として設定しています。保存試験は製造後1年半まで実施していますが、お買い上げ後の保存状態等により品質は大きく変化します。できるだけ賞味期限内にお召し上がりください。
■ガラス瓶は割れるし重い。ペットボトルにはできないの?キャップがきつくて開けにくい。
ご不便をおかけして申し訳ありません。現在はさまざまな材質の容器がありますが、品質保持の点で今でもいちばん優れるのがガラス瓶と考えています。紙やペット容器に比べ空気を通さず、缶のような臭いもつきません。佐幸本店商品はすべて防腐剤を使用しておりませんので、製品の品質・安全性保持のためにガラス瓶を採用しています。また、同様の理由からプラスチックキャップではなくアルミキャップを採用しています。ご理解をお願いします。なお、キャップが開けにくい時は、ゴム手袋など滑りにくいものを利用するか、湯煎して少し温めると空けやすくなります。
株式会社 佐幸本店
化粧品原料
《山ぶどうと佐幸本店》
Copyright © 2024 Sakohonten Co., Ltd. All rights reserved.